やはり俺の青春ラブコメは間違っている 千葉ネタ解説編 序
アニメ化が決定したガガガ文庫の『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(2012/7時点で既刊5巻)が大変に面白い。
- 作者: 渡航,ぽんかん(8)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/03/18
- メディア: 文庫
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内容は、『はがない』等に連なる残念系部活ラブコメ、と言っておくと少し想像できるかも。
友達ゼロの比企々谷八幡が、これまた友達ゼロの美少女・雪ノ下雪乃や空気読めるスキル抜群の由比ヶ浜結衣たちと繰り広げていくストーリー。
由比ヶ浜可愛いよ由比ヶ浜。
パロディネタというか現実の高校生や大学生が話しているようなネット界隈で話題のネタが満載なので、そういうのが好きな人はオススメです。
※この先ネタバレが含まれます。
未読の人のために、物語の核心に触れることは極力避けるよう努めますが、それが嫌な人は引き返して下さい。
さて、いいですね?
僕がこの作品をオススメする理由は、本編の内容とは別のところにあったりします。
その理由は
「舞台が千葉市」
ということ。
作中では千葉県民や千葉市民のあるあるネタが次々と繰り出されます。
何度そこで大爆笑させられたか。
こちとら完全に身内ネタを見ている気分ですよ。
「舞台が千葉市」と書きましたが、もっと言うと、「舞台が千葉市美浜区」です。
登場人物が通う、千葉市立総武高校やその他に出る地名はかなり具体的だし、ぼかして書かれている箇所もかなり高い精度で特定することができます。
まぁ、ぶっちゃけ僕が千葉市美浜区在住だから全部わかることなんですけどね。
八幡の住む場所もかなり絞れました。
八幡マジご近所さん!!
そもそも作者の渡先生が千葉市出身だそうで、しかも僕と同い年。
あれ、もしかして、わたりんって俺の友人の友人あたりにいる……?
今回はそんなアニメ化が決まって絶好調の通称『はまち』(『俺ガイル』)の千葉ネタ解説及び、世界一早い聖地巡礼をしてしまいたいと思います。
基本的には各巻ごとに記事にしてまとめて行く予定ですが、その前に、以下の三つの事項について解説します。
先に解説する理由は、作中に頻繁に登場するアイコンや場所だからです。
- 千葉市立総武高校について
- 八幡の家の場所
- MAXコーヒーについて
この3つを押さえておけば、作品全体を何倍も楽しめるのではないかと。
- 千葉市立総武高校について
結論から言うと、モデルはほぼ確実に千葉市立稲毛高校です。
- 千葉市立総武高校という名前の高校は現実に存在しない
- 作者が当校の卒業生であることをTwitterで告白していること。
- 国際教養科が市内で唯一存在する
この辺が主な理由ですかね。
市立稲毛のトリビアとしては、
- アニメ版『あっちこっち』の舞台となってる高校のモデル
- 出身の主な有名人は小島よしおと、つの丸
があげられますかね。小島よしおは先日自身が所属してた野球部の応援に駆けつけて話題になってました。
その記事のリンク先はこちら。
Aシード相手でも関係ねぇ!小島よしお母校・稲毛が大金星
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/15/kiji/K20120715003682040.html
この他にもヒントはたくさん描写されているのですが、結論の補強にしかならないので省略します。
- 八幡の家の場所について
これも結論から言うと、「JR総武線 幕張本郷駅近辺と推測」できます。
作中の様々な描写(駅前にロータリーがある、海浜幕張へバスで行ける、etc.)から、幕張本郷駅が八幡の家の最寄り駅であることが絞ることが出来ます。
5巻で出て来た、『家からすぐのところに畑がある』なんてのも裏付けかな。
※美浜区は全区域が埋立地なので、農地が存在しません。
- MAXコーヒーについて
主人公の八幡がこよなく愛する缶コーヒー。それがMAXコーヒーです。
千葉の民は略してマッカンとか色々言います。
幾度も出てくるのですが、千葉と言えば!な飲み物がMAXコーヒーなのです。
これをアイテムとして使うことで、八幡が千葉をどれだけ大事にしているかが伝わってくるというものです。
(……俺は甘すぎてあまり好きじゃない)
MAXコーヒーの詳細についてはネット界隈にはたくさん情報があるので、そちらを参照して下さい。
いかがでしょうか。
この三点については、作中で何度も繰り返し出てくるので、別項という形で最初に説明しました。
次以降の記事では、各巻に出てくる単発的な千葉ネタについて解説していきたいと思います。